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高校生(4) [アーカイブ]

高校2年生の後半になると、急に学業にいそしむ奴が増えたりする。

小学校の時に本の虫になり、かなりの数のミステリやサスペンス系、SF小説
などを学校の図書館から借りていた。図書カードを年に2枚裏表を更新したのは
自分と、誰だっけ、もう一人いた。

図書委員もやったりしたので、学校の図書館は心が落ち着く場所だった。

うーん、来年になると、進路相談があるだろうな、と自分も図書館に行って
とりあえず、勉強のマネ事はやったw

だが、基本的には、天文学や物理学、生物学などが好きで、結局自分が
面白いと思う本だけ読んでいた。

どこそこの学校は偏差値が云々という話は、右の耳から入って左へ抜けていたw

僕のいた学校はとりあえず進学校だったけれど、進学?
俺はなにやって生きていくんだろう、という考えは、なかなか、まとまらなかった。

とにかく、基本的にはいまだクラブに熱中していた。

冬になると、空気が澄んできて晴れた日は寒いが絶好の天体観測の場となる。
天気予報は、天気図が書けるくらいなので、今晩どうなるかは予測がついた。

放射冷却現象は天体観測にとっては大歓迎だったw
今日は寒くなる模様となったら、汎用合宿所の屋上に10センチの望遠鏡を
昼から持ち出して、望遠鏡ごと冷やしておくのである。

望遠鏡が冷えることで、無駄な空気の流れが地上のシンとした冷気に馴染んで
モータードライブで、赤道儀だったから、ほとんど手を触れることなく天体を追える
ということである。

【天文年鑑】という本がある。一年の天空で起こることの予定表で、
今日はこれをみるぞー!見たい人は何時に合宿所の何号室に集合
まだ、そんな感じの高校生活だったのです。

寒いのはみなわかっているから、完全防備で望遠鏡のアイピースをのぞき込んで
うわぁ!綺麗ですよね

そんな寒い中で、身を寄せ合っての天体観測は、特別な感情に目覚める時でも、あったりした。
特に1年のかわいい子や、同級の双子の女性部員がいつも気になってきて仕方がなかった。

楽しかったけれど、なぜか胸がキュンとする青春の時期、それが本格的に再到来した時期でした。
かなり、遅まきながらの話ですw


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